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MIM-46 (ミサイル) : ウィキペディア日本語版
MIM-46 (ミサイル)

MIM-46 モーラー(:槌打つ者、叩き潰すもの、の意)は、ジェネラル・ダイナミクス社が開発した短距離防空ミサイルである。
開発計画には、アメリカ陸軍アメリカ海軍イギリス陸軍が参加し、艦載用のRIM-46 シー・モーラー()も開発されていたが、コストの高騰と技術的な問題により、配備前に開発はキャンセルされた。
== 来歴 ==
1950年代初頭、アメリカ陸軍は、新しい前線防空兵器としてM42ダスター自走高射機関砲の配備を開始していたが、この時点で既に、高速化する航空脅威に対して、M42では対処困難であることが明らかになっていた。
このことから、より大発射速度の37mmガトリング砲を搭載したT249 ヴィジランテ自走式対空砲の開発を試みる一方、陸軍は、前線防空のミサイル化を志向しはじめた。
1959年、アメリカ陸軍はFAAD(Forward Area Air Defense)計画のもと、前線防空用の地対空ミサイル・システムに関する基礎研究を開始した。FAAD計画において、最大の議論が行なわれたのが、ミサイルの誘導形式であった。この時期に新しく開発されていた各種の対空ミサイルではセミアクティブ・レーダー・ホーミング(SARH)誘導が多く採用されるようになっていたが、この時期の技術では、低空域で問題となるグラウンド・クラッターの除去が不十分であった。このことから、やや旧式だが、人が介在することでこの問題を回避できる、ビームライディング方式が採用された。また、目標に近接してからの終末誘導には、改良型の赤外線ホーミング(IRH)誘導が使われることも決定された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「MIM-46 (ミサイル)」の詳細全文を読む



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